2009年10月19日月曜日

EIUのMBAランキングで香港大学38位

香港大学MBAが、Economist EIU の発表した 2009年MBAランキングで38位になりました。アジア・オーストラリアの地域ランクでは第3位。

EIUのランキング結果はこちらから、香港大学MBAのSchool Profileはこちらから確認できます。

それぞれ特色を打ち出そうとしている各校をランキングというくくりで評価するのは所詮無理があるし、僕の通っているパートタイムとは直接の関係はないけど、あくまでも参考で。

以下、香港大学MBAの各項目ごとのランク。


評価が高いところから見ると、

卒業後3ヶ月以内の就職率で1位になっています。
以前のキャリアサービスの評判はあまりよくなかったようですが、
最近は就職案内のメールも次々飛んできているし、金融危機の中
この部分で力を発揮したようです。

Education Experienceが2位になっています。
留学比率や言語などの国際性の部分が評価が高く、
卒業生のクラス文化、クラスメートへの評価は少し低いようです。

評価が悪い部分に目をあてると、

卒業後の給料で99位になっています。
香港という土地柄、欧米のビジネススクールと比較すると
どうしても低くなってしまうようです。
ちなみに卒業後の平均給料はUS$70,000。

生徒の質が61位になっています。
これはGMAT平均点や勤務年数から割り出しているようですが、
それぞれ平均が668点、6年というデータから見ると、
そんなに悪くないような気がするんですが、、、

応募者数と入学者数の比率は、

フルタイムで8:1、パートタイムで5:1になっています。
2008年と比べると応募者が2倍近く増えたことになり、
経済危機の中でキャリアアップを図ろうとした人が
増えたんだと思います。

実際クラスの中で感じることは、MBAオフィスも生徒自身も、
日々改善を重ねようとしていることです。

香港大学のMBAはまだまだ歴史も浅く、やり方次第で
さらなる伸びが期待できると思います。

2009年10月11日日曜日

試験終了、そして深圳へ

Accounting の試験終了!
先週は深夜過ぎまで残業の上、試験の準備で完徹までしました。
いやー、前評判より全然難しくて焦ったけど、
なんとかパスできるといいなぁ。

試験の後にクラスのメンバーと La Meridian ホテルのバーで軽く飲み。
そのとき深圳から同じクラスに通ってきてる Victor が、「これから深圳いって飲もうよ!」と。

「え? 俺パスポート持ってきてないし、、、」
「いいじゃん、一回家にとりに帰れば。」
ってなノリで、急遽深圳へ。

現地のレストランではすでに Victor の友達が待っていて、
「日本人はこれが好きなんでしょ?」
って、大盛りの生ガキが用意されてました。

みんな、飲む飲む。
久々に一気飲みの洗礼に会い、何度もトイレに往復。
完璧にグロッキーになってました。

翌朝二日酔いのまま香港へ帰宅。
さて、これからレポートの準備しなきゃ。

2009年10月3日土曜日

LVMHセミナー

昨日は早めに会社をあがって、HKU MBA主催の LVMH Executive Seminar へ。

恥ずかしい話、LVMHという企業についてほとんど知らなかったのですが、フランスを本拠地とする世界最大手のブランドコングロマリットなのだそうです。



今日のスピーカーは Mr. Andrew WU。LVMH中国のディレクターで、今回は国慶節休みの間に上海からこのセミナーに来たのだとか。 Seminorの前のRefreshmentで、少し話して名刺交換。僕の会社名、全く知られてませんでした(涙)。

ブランド最大手だけあり、プレゼンも斬新でわかりやすい。

要点は、中国市場はこれからも大きな成長が見込め、購買力と内需の拡大とともにさらに重要性が増すというものでした。

その他、プレゼンをかいつまむとこんな感じ。
・中国は世界中で最も成長と販売が見込める市場
・世界最大の人口(わずか1%の購買者でも1300万人)
・広大な国土と都市ごとの特徴 (巨大企業でなければカバーできない)
・海外製品のボイコット
・コピー製品の氾濫と、"知的"&"物的"所有権の整備
・若年層のブランド志向の高まり
・中国伝統の"more and more"志向と、海外の"less is more"志向
・所得向上 (毎月の平均所得が40年で人民元16から2360へ)
・面子の重視がブランド志向に拍車



セミナーの後は近くのマクドナルドで、Accountingのグループで集まって最後のレポートの準備。深夜に電車が無くなる前に解散。

2016年オリンピック- リオ開催に決定

決まりましたね。2016年リオデジャネイロ(ブラジル)オリンピック。
南米発という悲願を抱えて、マドリード、東京、シカゴを抑え、最後は圧勝だったようです。

 

BRICsの一員として、GDPでも世界10位に入るまでになったブラジル。

日本が東京オリンピック(1964)と大阪万博(1970)で経済大国の仲間入りを果たしたように、中国が北京オリンピック(2008)と上海万博(2010)でその地位を不動にしようとするように、ブラジルはワールドカップ(2014)とオリンピック(2016)の開催権を手にし、さらなる成長を遂げるのでしょう。

個人的には、リオに決まってよかったと思います。

そりゃ、僕も日本人ですもの。
東京にがんばってもらいたかった気持ちはありますよ。
日本の景気にてこ入れしてほしいという気もないではないですよ。
誘致に精力尽くしてた方たちに、胸が痛まんでもないですよ。

でも、オリッピックって、夢を与えるイベントだと思うんですよ。

東京も、アメリカも、スペインも、すでに成熟した国です。
過去にオリンピックを経験しているし、経済は成長どころか下降気味です。

ブラジルはどうか?
インフラ整備は遅れているし、貧富の格差もある。
不安材料はあるけれど、他の候補地にはない可能性を秘めている。
チャンスをあげて、応援してもいいじゃないかと思うんです。

日本から遠く離れているけれど、100年前に多くの日本人が移住した、ゆかりのある国でもあるのです。

あと7年。あっというまにくるんだろうなぁ。

2009年10月2日金曜日

中国よ、どこへ向かう?!- 建国60周年

夜に窓を開けていたら、外から轟くような音が、、、、

そうだ、今日はビクトリア湾で中国建国60周年の花火があるんだった。
家から歩いて見に行けないでもないけど、メチャ込みだろうし、歩いてる間に終わっちゃうかもしれないし、おとなしく部屋のテレビで見ることに。

香港の花火、、、きれい! やっぱ見に行けばよかったかな。

 

で、北京のイベントも続けてやってました。すごい規模。
いままで感動してた香港でさえ小さく見えてしまいます。

 

 

 

そしたら北京の昼のイベントの放送が。
あれ???

 

 

 

 

めちゃくちゃ軍隊じゃないですか!!!!
いままで見てたお祭りムードはなんだったんだ?

改めて中国の真意を実感。

これ、明らかに自国の軍事力を誇示する目的ですよね。
一つの中国、反発しても押さえ込めるぞという強気の姿勢が見えます。

チベットも、ウィグルも、台湾も、アメリカにも、そして自国民にも。
中国はここまで力をつけてきているぞというメッセージなんでしょう。

昔から世界は多様性の中でバランスを保ってきました。
グローバリゼーションはその多様性を急速に均一化して、
そして中国がそれを加速しているかのようです。

世界の各国がいまだ不況に喘ぐ中、飛び抜けて成長する中国。

最近は民主主義国より成長した経済にばかり目がいっていましたが、このイベントではっと冷めた気がしたのは、僕だけでしょうか。